カテゴリ: プラレール

本日リアルクラス2種が発売されました。

ラインナップはNSEと185系の2種。このうち185系は発表時点でかなり気になっていました。

過去に185系を追っては製品の165系を弄って作ってきたため、製品が発売されるのは前代未聞。

通常品ではなくリアルクラスという新たなブランドの第一弾車種に選ばれたことはこの上ない嬉しさでした。

発売前からカタログの入手、プラレール博、家電量販店の展示を隈なく見て今日の発売を楽しみにしておりました。

私の中では歴史的な1日となった本日。遅い時間ですが今日中に記事をまとめたくブログを投稿しました。

今回は185系リアルクラスの商品レポート、及び分解し細かい部品構成をチェックと、他車両(103系・211系)とのサイズ比較を行っていきます。

リアルクラスにあやかって過去最長クラスの記事(参考:写真57枚、文字数約5500字)ですので、お時間を確保してお読みください。

では参ります。
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パッケージ正面

上部の写真の編成はOM08編成。かつてあまぎ色を纏っていた編成です。

OM08編成が抜擢されたのは理由があるのでしょうか。

185系200番台で最後まで7連で配給されずに残っていたのは同編成でしたが、そのあたりが関係しているのでしょうか。はたまたバリエーション展開としてあまぎ色が候補に挙がっていたりして...はてさて

気を取り直し話を戻します。

製品化されたのは185系200番台。きちんとパッケージも区分が合っているのは好印象です。

下部の窓から見えるのは先頭車です。

4両+レールが入っているのでエヴァンゲリオンの500系や現美新幹線の箱サイズよりも大きい印象です。
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単品の編成箱と比較。高さは編成2両分くらいです
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裏面

セット内容・造形・車両紹介が記載されています。

説明が細かく興味をそそる良いデザインです。
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側面

上部・下部は製品写真、側面は実車写真が載っています。
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開封

左側に編成、右側にレール、下部にクーラー (ハイタイプ・ロータイプ)が入っています。
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屋根上機器

事前情報の通り、ハイタイプ・ロータイプの2種類が付属しています。

手に取って気づいたのですが、屋根上機器は車両ごとに別金型です。支柱の位置や切り抜きが微妙に異なります。

そのおかげで、誤って載せることがないのは良いですね。
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モハ屋根上機器

パンタグラフは別パーツ。軸足が長く少し強く押し込むと入ります。そのため設置後に取り外すのはやや難儀です。

パンタグラフのパーツは耐久性を重視しているためか、塗装が弾きやすいプラが使われています。塗装時は事前にプライマー入りのサフを使用すると良いと思います。
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ロータイプを取り付けました。この時の機器の高さは約1mmです。
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車体裏面の真ん中に穴があるので、屋根上機器の取り外し/交換時はここを押すと外せます。
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車体

モールド表現が細かいです。
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JRマークとグリーン車のマークは印刷。

小さいGREEN CARの文字も綺麗に印字されています。
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前面

前面も塗り分けが細かいです。

上面窓は上下サッシが銀、縦サッシは黒で塗られています。正面の国鉄エンブレムも金と銀で塗り分けられているのがいいですね。

踊り子のHMはシール、尾灯は先頭車(右)が濃赤、後尾車(左)が赤と別色で塗られています。

ジャンパ栓の有無さえ作り分けられているのには驚きます。

ここまで大まかに製品を見ていきましたが、より細かく見ます。
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クリアパーツ

同製品は窓をクリアパーツで再現しているのが特徴の一つです。

発売前からクリアパーツの配置が気になっていました。

裏面を見ると接着剤の固定ではなくねじ止めのようで、外すとより細かく見れそうです。

ここからは好きで見ていくので、パーツを外し破損や組み立て不可になった場合は自己責任でお願いします。
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外しました。

両側面の窓は一体成型、クハのみ前面窓が別成形でした。

また動力車と後尾車の窓パーツは別で、後尾車は前面窓と前照灯が一体成型に対し、動力車は前照灯と新メカ台車固定パーツを一体にしたため、前面窓とパーツが分かれています。
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窓分のクリアパーツは同一金型かと思えばよく見ると番号が振ってあります。

クリアパーツの番号と号車は対応しており、1が動力車、2がサロ、3がモハ、4が後尾車用です。

改めて見返すと支柱の切り抜き部分が微妙に異なっており、全て別金型のパーツであることがわかりました。
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側面はサロ用のパーツを除いて縦に銀の線が入っています。

この線で側面窓の縦のサッシを再現しているようです。
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クリアパーツを取り除いた車体。一例で先頭車を見ます。

発売時点で前照灯はライトボックスごとクリアパーツで再現しているものと予想しましたが、クリアパーツはライト部分のみでした。

ライトボックス部は筋彫りで掘り下げたような仕上がりでした。
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側面も縦のサッシがなく味気ない印象です。
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改めて前面のクリアパーツを見ます。

ライト部分は丸棒を押し込んだような状態です。
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ふと気になって動力車の新メカ台車とライト部分が一体のパーツを凝視します。

斜めに入っている柱の部分が意味深な構造をしています。

このパーツを車体裏面支柱で固定するため、斜めに柱が入っているのですが、この柱の終端が前照灯につながっています。

徐にライト付き新幹線のシャーシを履かせました。
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ニクいですね!笑

ライト付きシャーシを乗せると前照灯が点灯します。前面窓の光漏れが気になりますが、そこはご愛嬌。思わぬサプサイズでした。
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台車

発売前から座席再現が謳われていましたが、サロ、モハ、後尾に座席がついています。
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動力車は連結器以外既存品と変化がなさそうなので、それ以外を細かく見るため裏面ネジを外します。

こちらも分解は自己責任でお願いします。
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座席は各車共通です。

青大将色のツバメのような色合いのプラスチックで整形された部品が使用されています。
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台車も共通かと思ったのですが…
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クリアパーツのように、台車中央に付番が。

番号は2と1で別れており、一番右の後尾車用台車のみ、中央の数字が1の台車を使用していました。

後尾車だけ番号が別の台車を使用しているのは製造過程でわかりやすくするためでしょうか。後尾車だけメス連結器不要ですし。
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さて、特急車といえば座席向きの転換が醍醐味です。よって転換できるか検証します。

画像は購入時の状態。オス連結器側に座席が向いています。
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転換しました。

メス連結器側は問題なくねじ止めできましたが、オス連結器側は固定できず。

よって座席がやや斜めに傾いてしまいました。
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座席ではなく台車に原因があったようです。

オス連結器部分が盛り上がっているので、固定できないようです。
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なお、座席を転換した状態でも問題なくカバーをはめられました。

座席が斜めなのを気にしない場合はこのままでも良いでしょう。

座席の端かオス連結器部分の盛り上がりを削れば座席も平坦にできるはずです。
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ここからは比較です。

まずは連結器。リアルクラス用の連結器は白ではなく黒寄りの色をしていました。

事前情報では黒に見えましたが、既製品(左)、冒険アスファル島の赤色寝台車の黒色のもの(右)と比べるとリアルクラス用 (中央)の連結器は濃い灰色でした。
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メス連結器も比較します。

色はさておき、メス連結器は一貫して209系金型の後尾車やDD51で見られるロングタイプが使用されています。

形状は白のロングタイプのと一緒ですね。
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ここからは既製品とサイズを比較です。

発売以前から最も気になっていた部分ですが、実際に比べるとどうなるのか見ていきます。

今回は103系の先頭車・211系の後尾車と比較です。

なお両者は車高は103系の方が高く、車幅は205系の方が広いです。
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まずは車高。

リアルクラスのみ圧倒的に高さがあります。
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台車を履いた状態だとより顕著ですね。

造形が良いだけに、一緒に並べた際に違和感があるのは惜しいです。

リアルクラスの台車モールドを考慮しないにしても、まだ2mm〜3mmは185系が高めでしょうか、
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一方、車幅は高さほどの差はありません。まだ許容範囲でしょうか。
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さらに比較するため、妻面同士を合わせて比較します。

総じて1〜1.5mmくらいの差でしょうか。
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全長。クハとモハで比較です。

電車台車構成なので一緒です。

クハだけやや長めです。E233系と同じくらいでしょうか。
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屋根上機器全長

事前に製品を見た際はクーラーの全長が極端に短く感じましたが、比較すると103系・211系と差が思ったより少なかったです。

両端のファンの幅が小さいからでしょうか。
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最後にクーラーの厚みです。

ハイタイプでほぼ同じくらいの厚みでした。
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というわけで、長いこと書いていきましたがこれにて商品レポート及び車両比較は以上です。

今後の目標は、185系の長編成化と既存車両と並べて違和感のないデフォルメに仕立てることです。

サイズの違いと長編成化に向け、いかに車両を増やすかが最大の障壁ですが、製品で出た以上、これまでより格段に185系が作りやすくなったと思います。

気になる点も多いですが、まずは製品化されたことが嬉しいです。メーカー様に感謝申し上げます。 
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おまけ(1) レール

185系の紹介に熱を注いでいたためレールのレポートをすっかり忘れていました。
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通常のレールと同じように表面・裏面が存在します。連結部直後の隅に丸いモールドがついています。

素材もPPで通常レールと一緒です。塗装する際はプライマー下塗りが必須です。
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おまけ(2) 電池の入れ方の説明書(表)と交換部品の案内(裏)

通常品と同様と思われます。

気になるのが、リアルクラス用の濃い灰色の連結器が調達できるかどうかです。
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おまけ(3) 商品アンケート

製品の外箱を開けた直後、及び内箱同封の小さい厚紙に商品アンケートの案内がありました。

アンケート掲載箇所は計3つ確認しています。内容は同一のはずです。

1ユーザー1回答できるようで、商品購入時点でコードが割り当てられています。

かなり注視しているようなのでこの後回答します。製品化希望の欄があれば情景が欲しい旨を書いておこうと思います。

将軍です。

ささくれを引っこ抜いてしまい指が悲鳴をあげています。それは置いておいて…
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先日「みんなのプラレール!2020~お家でプラレ~」がYouTube Liveにて放送されました。

お相手は学生プラレール同好会会長の青ガマさん。この度7年ぶりに復活となりました。

みんプラ自体は知っていたものの見たことはなく始まる前からwktk。本放送は大変面白かったです。

で、放送に際し撮り鉄ならぬ「撮りプラ!」、改造車を紹介する「Myプラ!」、令和になってから登場したプラレールを徹底検証する「検証新プラ!」の3コーナーの投稿募集が行われました。

せっかくならば何か投稿したいところ。というわけで「撮りプラ!」と「Myプラ!」の2コーナーに投稿することにしました。
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まずは撮りプラ。こちらは大宮駅での京浜東北線としもうさ号の並びを再現することにしました。

難しかったのは光の加減。どうすれば大宮駅っぽくなるのかを考え一つの答えに辿り着きました。
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使用したのはセリアに売ってる瓶にくくりつけるライト。

これを両側のホーム屋根につけることで近い雰囲気になりました。

ただこれだけだとまだ大宮っぽくないのです。何かが足りません。
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「そっか、自然光か」

大宮駅を出発すると目の前は外。正面から差し込んでくる自然光が足らなかったのです。

そこで携帯のライトを遠くから照らすことで再現。撮影したのがこちらの写真です。

割とそれっぽくなったので安心。久しぶりに大宮に行きたい欲が高まりました笑
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次にMyプラ。

何か短期間で作れないかな…と考え種車箱を漁ったところ、過去に購入した丸ノ内線と京急Pさんから頂いた銀座線の中間車が出てきました。

銀座線と丸ノ内線の中間車は同じ金型なので塗り替えればフル編成が作れます。

いつかやるなら今しかない。というわけで制作しました。
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中間車を塗り替えるだけだし実質秒だとイキっていたのですが丸ノ内線のギヤ割れが発覚。

しかもモーターユニットが特殊だった為一筋縄では外せそうにありません。

そこで以前池袋でお会いした、プラレールの修理マスターともさんに手取り足取り教えていただきました。

おかげさまで修繕が完了。先に進むことができました。
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中間車は屋根と妻面、窓をマスキングし、Mr.カラーのGXクールホワイト→Mr.カラーのモンザレッド→ガイアノーツのステンレスシルバーの順で塗装。

製品の完璧な再現とまではいきませんでしたが一見違和感のない仕上がりになりました。
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また前面もちょっとだけ加工。

連結器とハシゴがあれば格好良くなりそうだったのでプラ棒とプラ板を駆使して制作しました。
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そして組成した姿がこちら。

製品よりちょっとカッコよく、そしてフル編成化といういつもの仕上がりになりました。

実はもうちょっと弄りたいところがあるのですが材料を買いに行けないのでひとまずこれで。今後は総武線と中央線を絡めて御茶ノ水の光景を再現したいですね。


というわけで以上がみんプラに投稿したものになります。皆さんからのご反応、そして青ガマさんからのお褒めの言葉をいただき大変嬉しかったです。

また一昨々日の放送でもあったように今月末からレギュラー放送が決定したとこのとでこちらも楽しみです。

ゆくゆくはレギュラー回にも投稿をしたいのでその節はよろしくお願いします。

以上、はじめてのみんプラでした。では👋

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